あがり症のメカニズム

普段、身近で親しい人の前では思ったことを滑舌よくすらすらといえるのに、見知ら運人の前や大勢、それに恋人への告白をする時など、頭が真っ白になって何も言葉が出なくなったり、意味ない言葉を発してしまうなどのあがり症に陥った経験のある方も多いではないでしょうか。
また症状も、顔が真っ赤になったり真っ青になったり、目の前がちかちかしたり、手の震えが止まらなかったり、脂汗が出たり、最悪は貧血のように失神してしまったりなど様々です。
こうしたあがり症による無制御な状態をもたらすのがノルアドレナリンといわれています。
ノルアドレナリンは脳内ホルモンのひとつで、通常は自律神経の交感神経を活性化するために血中に常時分泌されているもので、例えば適度のプレッシャーがあったときに集中力を増したりするのに役立つのですが、これが極度のプレッシャーがあったときで、実際のメカニズムでは交感神経が副交感神経よりも一気に優位になったとき、それを食い止めようと過多に分泌するのが原因です。
これにより血圧が急上昇し、血糖値が上がり、各神経の制御ができなるというもので、どの部位にどの程度の症状が起こるかは個人差もあれば、状況差も大きく影響します。
特に、初めての体験では、脳に経験則がないだけに、過多に分泌される可能性が高いです。
同じようなシチュエーションでも、2度目3度目と回数をこなしているとすると、自然と分泌量が制御され、あがり症に陥らない場合も多くなります。
逆に、常時このような状況下にあるとやがてノルアドレナリンが不足し、その結果脱力感やうつ病の要因ともなりかねません。